「NutsPay」カンボジアのカシューナッツ市場を支援するブロックチェーン金融システム

NutsPay

世界中には銀行口座を持つことができない貧困層が多く存在しています。そのような人たちへ、ブロックチェーンを活用したソーシャルレンディングサービスの提供を行うことで、貧困問題の解決することを目的とする「SHANTI」の第1弾プロジェクトとして「NutsPay」が設立されました。

「NutsPay」がどのように展開していくのか情報をまとめていきます。

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SHANTIとは

SHANTI(シャンティ)とは?

SHANTI公式ページ

SHANTIとは「Social Lending(ソーシャルレンディング)」を目的としたプロジェクトです。「SHANTIプラットフォーム」を利用することで、世界中の誰にでも「お金を貸し出すことができる」または「借りることができる」ブロックチェーンを活用したDefiレンディングサービスを提供するプロジェクトとなります。

世界では20億人以上が銀行を利用できない人々が存在し「事業を立ち上げようとしている起業家」や「生活に困っている人々」など、お金を本当に必要としている人たちが金融サービスからお金を借りることができない状況となっています。

そんな状況を解決するためにSHANTIは「お金を貸したい企業や投資家」と「お金を借りたい人達」をマッチングさせるプラットフォームを目指しています。

これから様々な世界と繋がりを構築していくSHANTIの第一弾として、カンボジアのカシューナッツ市場を支援する「NutsPay」が設立されました。

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NutsPayとは

Nutspay公式サイト

「NutsPay」とは、ブロックチェーン金融システムを活用してカンボジアのカシューナッツ市場を支援することに特化したプロジェクトです。

カシューナッツ市場は2025年には20億米ドルに達すると予測されているため世界的に注目を浴びています。世界経済フォーラム(WEF)からも長期的なビジョンを持ってカンボジアの農業に投資することが決定されており、ブロックチェーンを使用した金融サービスも大々的に推奨しています。

NutsPayより「日本企業として初のカンボジアカシューナッツ協会会員企業である「トッププランニングジャパン」と「カンボジア農林水産省」間でMOU契約(M&Aを進める上で交わされる書面のひとつ)を結んでいる」というツイートがあったことから、NutsPayはトッププランニングジャパンやカンボジアの農林水産省と関わりを今後構築してくる可能性が高いです。

引用元:株式会社トッププランニングジャパン公式サイト

そして、カンボジア農林水産省 農産業局(DAI)より、カンボジアにおけるカシューナッツバリューチェーン改善事業の成功として、トッププランニングジャパンへ送られた感謝状が「宮崎雅夫」氏に進呈されています。

農林水産大臣政務官の「宮崎 雅夫(みやざき まさお)」は、JICA専門家としてカンボジアに勤務されていた経歴があり、農水省政務官に着任されてからもカンボジア農産物の日本への輸出促進やカンボジア農家の支援へと尽くしていました。

正式にNutsPayと農林水産省が関わりをもってくれば、プロジェクトの信頼性や認知度が爆発的に広がるかもしれません。

カシューナッツ市場を支援するNutsPayのこれからの動向

カンボジアでは貧困が深刻な問題であり、人口の80%もの人が銀行口座を持つことができていないため、十分な金融サービスを受けられないことが現状です。

NutsPayは、そういったカンボジアでの銀行口座を持つことができない人々でも金融サービスを受けられるよう支援していくのが最大の目的であり、金融サービスにブロックチェーンを組み込むことで、これまで金融サービスを利用できなかった層にも提供することが可能となります。

そしてSHANTIは将来的に「暗号資産」と「金銭的価値を持っているデジタル通貨」の交換ができる構想を立ているため、NutsPayも同様なことができるようになるかもしれません。

NutsPayがカンボジアで一般化されたら、上記ツイートのようにカシューナッツ工場で働く約30万人の人が「給与でNutsPayを受け取り」、「受け取ったNutsPayをそのまま決済で使用したり」、「NutsPayを金銭的価値を持っているデジタル通貨と交換する」などのことができる未来がくるかもしれません。

カンボジアではすでに日本のブロックチェーン技術開発などを行う「SORAMITSU」と「カンボジア国立銀行(NBC)」が共同開発した次世代デジタル通貨「BAKONG(バコン)」が普及しており、カンボジア国立銀行は金融サービスが行き届いていないカンボジア人の金融包摂を強化することに力を入れています。

このように国や銀行関係もブロックチェーンの参入に前向きであるため、SHANTIやNutsPayが理想とする構想も将来的に実現できるのではないでしょうか。

なんならBAKONGとNutsPayが提携したら普及が加速すると思います。

現在情報が出されている関係図としては上記図のように「カシューナッツ協会(カンボジア)」「トッププランニングジャパン(カシューナッツ協会日本支部)」「農林水産省(日本・カンボジア)」「カシューナッツ市場」が関係を構築しているという様子が推察できます。

トッププランニングジャパンが「日本とカンボジアの両政府」と「日本の企業団体」をまとめ、カンボジアのカシューナッツ市場へブロックチェーンの導入をNutsPayと連携して進めているような形になっており、ブロックチェーンシステムの普及というよりも、ブロックチェーンを導入し「貧困問題を解決する」ということが最大の目的となっています。

NutsPayはカンボジアに留まらず全世界へ展開?

アジア最大級の国際食品・飲料総合展示会である「FOODEX JAPAN」の次回の展示会でNutsPay + Cashew Associationのコラボレーションが決定されているため、そこでNustPayに関する何かしらの情報が出るかもしれません。

このツイートの画像をよく見てみると

「カンボジアのカシューナッツ経済園を皮切りに、全世界にNuts Pay エコシステムを形成していきます!」となっているため、NutsPayはカンボジアに留まるのではなく、全世界に展開していくプロジェクトであることが分かります。

Nutspay購入方法

PancakeSwap

Nutspayを購入するには「プライベートウォレット(MetamaskやSafepal Walletなど)」と「手数料で支払うBNB」が必要となります。

ウォレットをまだ持っていない人は先に開設しておきましょう。

◎Safepal Wallet使い方

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プライベートウォレットを使用してBSCネットワークに切り替えてからPancakeSwapと接続します。(BSCネットワークの追加方法は上記記事から追加してください)

普通にNutspayを検索しても出てこないため下記のコントラクトアドレスを入力してください。

◎Nutspayコントラクトアドレス
0xcf411d0cb3dfef3eab66543e73e0cedd07d44eca

NutsPayが反映されたら購入したい枚数を記入し「Swap」で交換を行います。(初めての通貨を交換を行う場合は「Enable」⇒「Confirm Swap」という流れになります。)

PancakeSwapでは必ず手数料でBNBが発生するので、Binanceなどで事前に用意しておきましょう。

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交換が終了するとウォレットにNutsPayが反映されます。反映されない場合は、NutsPayのコントラクトアドレスを使用して「トークン追加」を行いましょう。

まとめ

世界中には銀行口座を持つことができない貧困層が多く存在しています。そのような人たちへ、ブロックチェーンを活用したソーシャルレンディングサービスの提供を行うことで、貧困問題の解決することを目的とする「SHANTI」の第1弾プロジェクトとして「NutsPay」が設立されました。

トッププランニングジャパンが「日本とカンボジアの両政府」と「日本の企業団体」をまとめ、カンボジアのカシューナッツ市場へブロックチェーンの導入をNutsPayと連携して進めているような形になっており、ブロックチェーンシステムの普及というよりも、ブロックチェーンを導入し「貧困問題を解決する」ということが最大の目的となっています。

NutsPayはまだ情報が少ないですが、公式Twitterの投稿内容から読み取るとかなり規模のでかいプロジェクトだということが分かります。今後の展開に期待です。

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この記事を書いた人

Ryohuのアバター Ryohu 仮想Coins管理人

2017年から仮想通貨投資を始めました。
仮想通貨全般の個人的に気になるニュースをピックアップして、初心者でも分かりやすいようなブログを目指しています。

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