Dfinityネットワーク(ICP)初の分散型取引所「Sonic」とは

SONIC DIFINITY ICP

Dfinityネットワーク上で初の分散型取引所(DEX)「Sonic」が提供されました。

このブログでは「Dfinity(ICP)について」や「Sonicの使い方」などを解説しております。

目次

Dfinityネットワーク「ICP」とは

Dfinityが提供するICPとは「Internet Computer Protocol」の略称で、従来のインターネットでは「物理的なサーバー」を用意して管理することや企業側が提供するクラウド上での「仮想サーバー」を使用して管理する方法が一般的でした。

この方法はユーザーとサーバーの間にサービスを提供している企業などが仲介に入るため、不正によるデーターの改ざんや不正アクセス、データ漏洩などのリスクが伴いました。

そこでDfinityはブロックチェーン技術を活用したクラウドのようなサービスをブロックチェーン上で提供することを目的としたプロジェクトとなります。ブロックチェーンのシステムはデーターの改ざんをすることが不可能であり、Chain Key cryptographyという暗号化によってデーターのプライバシーも保証されます。

引用元

ブロックチェーン上にあるEthereumネットワークではトランザクションが非常に遅く、高額なガス代を支払はなければなりません。

トランザクション処理が速いと言われているSolanaと比べてもICPは圧倒的に処理速度が速いため、高速でデーターを処理することができ、取引手数料がほぼ発生しない環境が提供されます。

そして、皆さんが利用しているインターネット速度と同等またはそれ以上にブロックチェーンを活用したICBネットワークは、高速な処理速度となるため従来のインターネットサービスが「ICB」に置き変わったとしても問題なく扱うことができます。

現在では検索関連では「Google」、サーバー関連ではAmazonの「AWS」、SNSでは「Twitter」や「Instagram」「Facebook」「TikTok」といった大企業が市場を独占しており、ユーザーもそのサービスに依存してしまっているのが現状です。

もしも、いつも利用しているサービスで企業側のトラブルや不具合などが起きてしまった場合、Googleの場合ではネットで検索することができなくなり、SNSの場合は大量のユーザーを抱えているTwitterやInstagram、TikTokにログインできなくなる可能性がります。

しかし、Dfinityのブロックチェーンを活用したICBを利用すると「独占」されているインターネットの現状から「民主化」することができ、1つのサービスにトラブルが起きたとしても問題なくそのサービスを継続して利用することが可能となります。

ICPはDeFiサービス、ITシステム、Webサイト、アプリの開発など提供されていく予定であるため、ブロックチェーン上でそういったアプリケーションを起動することが可能となります。TikTokのような分散型SNS「CANCAN」のオープンソースが公開されいます。(上に動画を貼っておきます)

そのため、将来的にICPを利用する人が増えていくと期待されています。

Dfinityネットワーク初のDEX(分散型取引所)「Sonic」とは

https://twitter.com/sonic_ooo/status/1484582864490577927?s=20
https://twitter.com/dfinity/status/1485699066331680769?s=20

分散型取引所「Sonic」とは、Dfinityネットワーク(ICP)における初のDefiサービスを提供するプラットフォームとなります。

Sonic公式サイト

現在Sonic V1では、以下のSWAPおよび流動性の提供が行うことができます。

・ICP / WICP(SWAP)
・ICP / XTC(SWAP)
・WICP / XTC(SWAP)
・WICP / XTC(流動性プールの提供)

まだ始まったばかりなため取引できる通貨が少ないですが、SONIC V2になるとToken Launchpadを使用することで独自DIP20トークンの作成および構成することができるため、SONICで扱えるトークンが増えていきます。

現在はPCからの接続のみとなっており、ICBウォレットである「PLUG」をGoogle ChromeなどのブラウザへダウンロードすることでSONICを扱えるようになります。

そして、SONICのガバナンストークン「SONICトークン」が発行される予定になっており、初期流動提供者にはSONICトークンがエアドロップで配布される予定となっています。

DfinintyネットワークのICPウォレット「PLUG」をダウンロードする

Sonic

SONICを利用するには「PLUG」をGoogle Chromeなどのブラウザにダウンロードする必要があります。

「Install Plug」からダウンロードすることができます。

アプリのダウンロードを行います。

ダウンロードしたらGoogleChromeブラウザへ拡張機能として追加します。

PLUGがブラウザに追加されるのでPLUGのアイコンを選択し「Create Wallet」でウォレットを新規作成します。

ログインパスワードの設定を行います。確認のため同じパスワードを2回入力します。

12単語のリカバリーフレーズ(シードフレーズ)が表示されます。

このフレーズを無くしてしまうとPLUG Walletにログインできなくなる可能性があるため、必ずメモを取っておきましょう。他人に教えてしまうと全ての資産を抜かれてしまうので注意してください。

ウォレットの作成が完了しました。

PLUGアイコンを押すといつでも開くことができます。

こちらがICPウォレット「PLUG」の画面となります。完了したらICPを取引所などから送金してみましょう。

取引所からIPCウォレット「PLUG」へICPを入金方法

取引所(BINANCEやGateなど)ICPウォレット「PLUG」へICPを入金したい場合の説明です。

「Deposit」のICPからContiuneを選択し、取引所などからの送金する場合は下にある「From Exchange, DFX, or Account ID」が入金アドレスとなります。このアドレスをコピーして取引所から送金すると数分で着金が完了します。

※取引所からの送金の場合、上にある「From another Plug Account」のアドレスを使用しても届かないので注意してください。

BinanceからICPを送金する場合はこのような画面になります。ネットワークは必ずICPネットワークを選択しましょう。

※「ICP」はBinanceやGateなどで購入することができます。

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ICPウォレットへ数分で金額が反映されます。

Sonicの使い方

ICPウォレットをダウンロードした状態で「Connect to Plug」から「Allow」を選択するとウォレットと接続されます。

この画面で言うとICP23枚をWICP約23枚に交換するというイメージになります。

「Deposit WIPC to Sonic After wrap」にチェックを入れると交換が完了した後、ウォレットに送金されずSONIC内に保管されます。ファーミング(流動性の提供)などを行うにはSonicへ一旦預け入れないといけないため、ファーミングを行いたい人はチェックを事前に入れておくと手間が省けますが、どちらでも問題ないです。

交換を行う承認許可を申請するために「Confirm」を選択します。

しばらく経つと交換が完了されウォレットに反映されます。

初期流動性提供者にSonicがエアドロップされる

Sonic公式記事

SONICのガバナンストークンである「SONICトークン」が発行されます。SONICで初期流動性提供者に対してSONICトークンをエアドロップすると公式より発表がありました。

流動性を提供した通貨で他人が交換を行うと、その手数料の一部が提供者に配布される仕組みとなっています。

流動性を提供するためにはLP(2つのトークンを1対1の割合でペアを作成すること)を組む必要があります。

エアドロップを受け取るためにSONICで「WIPC」と「XTC」の流動性を提供してみます。二つのトークンを得るためにはSWAPからICPを「WICP」に交換、ICPを「XTC」に交換しておきます。

「WICP」と「XTC」のペアでLPを組みます。例としてWICPを1万円分出す場合は、XTCも1万円分用意しないといけません。※一方設定すれば、もう片方の必要枚数は自動で計算されます

金額が決まったら「Review Supply」を押して確認画面に進みます。

今回は「WICP21枚」と「XTC317枚」のペアで「LPを79枚」取得することができます。

「Confirm Supply」を押すと開始されます。

PLUGウォレットが自動で開くので「Confirm」を押して実行許可の申請を送信します。

しばらく経つと処理が完了します。

取得したLPはSONICの「Liquidity」で確認することができます。

―(マイナス)を押せば引き出すことができ、+(プラス)を押せばLPを追加することができます。

流動性の提供はこのような流れとなります。SONICのエアドロップは公式の情報を待ちましょう。

まとめ

DfinityのICP(Internet Computer Protocol)では、クラウド上で稼働しているサーバーをブロックチェーン上に置き換えて展開していこうというプロジェクトとです。ICPはWEB3.0関連銘柄としても将来的に有望であるため、今後伸びてくるであろうと期待されております。

そして、ICPネットワークで初のDEX「SONIC」がローンチされ、現在はV1の状態で使用できることが少ないですが、V2になればできることの幅が広がります。

ICPネットワーク上で「SONIC」は大きな存在になっていく可能性が高いでしょう。

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この記事を書いた人

Ryohuのアバター Ryohu 仮想Coins管理人

2017年から仮想通貨投資を始めました。
仮想通貨全般の個人的に気になるニュースをピックアップして、初心者でも分かりやすいようなブログを目指しています。

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