フェアローンチで市場に初めて通貨が販売された時、事前にしっかり準備していたとしてもトランザクションエラーのため購入できなかった、という声をよく聞きます。
価格変動が荒い場合はエラーが頻発するため、普通に購入することは難しくなります。
そこで「直コン」という方法を利用すれば、誰でも簡単にライバルと差をつけて購入することができる可能性が高まります。
今回はパンケーキスワップでの直コン方法を解説していきます。
◎必要な物
・仮想通貨ウォレット(メタマスクなど)
・購入に使用するBNB
・購入したい通貨のコントラクトアドレス
フェアローンチとは
フェアローンチとは、初めてそのトークンが市場で販売されるとき、決められた時間で誰もが「平等」に参加できる販売方法です。(上のツイートは例としてあげました)
主な方法としては、時間になったら公式よりトークンのコントラクトアドレスが発表され、事前に指定されたDEX(ユニスワップやパンケーキスワップなど)で参加者が一斉に購入するというイメージになります。
そのため、早い段階で購入することができれば数倍~数十倍の利益を取れる可能性がありますが、価格変動が激しいためトランザクションが通らなかったり、遅れて購入してしまうと「高値掴み」となってしまうリスクがあります。
「直コン」とは
フェアローンチでは、パンケーキスワップなどの購入サイトを経由して普通に購入しようとするとトランザクションエラーが頻発するため、落ち着くまで購入できないということがよくあります。
そのため、しっかり準備していたのに「エラーで購入できなかった」「出遅れて高値掴みしてしまった」という経験がある人が多いと思います。
価格の変動が大きいローンチ時では、スリッページの関係でトランザクションエラーとなり購入できない場合があります。
そうならないよう「直接コントラクトを操作して購入する(直コン)」という方法があり、この方法を使用するとライバルと差をつけることができます。
しかし「意図しない金額で購入してしまうこと」や「設定を間違えてしまう」などのリスクがある方法となるため、実行する人は自己責任でお願いします。
パンケーキスワップで直コンする方法

パンケーキスワップでの直コン方法を解説していきます。
Bscscanのサイトに飛び「0x10ED43C718714eb63d5aA57B78B54704E256024E」こちらのPancakeSwap Router v2コントラクトアドレスを検索します。

Contract Overviewが「PancakeSwap: Router v2」になっていることを確認しましょう。
次に「Contract」⇒「Write Contract」⇒「Connect to Web3」の順に選択してウォレットと接続します。

今回はMetamaskと接続しますが、スマホアプリなどの場合(SafepalやTrust Walletなど)は「WalletConnect」を押してQRコードをアプリで読み込めば接続できます。

ポップアップが出てくるので「OK」を押してください。うまく接続できない場合は、そのままもう一度「Connect to Web3」を押して再度ウォレットと接続すると上手くいきます。

緑色のマークが付き、自分のウォレットアドレスが表示されていれば接続成功です。
そのまま下へスクロールし、直コンは基本的に「10」または「14」を使用します。
10 ⇒ 「SwapExactETHF or Tokens」:BNBを他の通貨に交換する。
14 ⇒ 「SwapExactF or Tokens」:任意のトークンとトークンを交換する.

今回は例として「BNB」を「Metahero」に交換する作業を行うため「10」を使用します。
①amountIn (uint256):BNBを支払う枚数
1BNBであれば「1」と入力
②amountOutMin (uint256):スリッページ設定
「0」と入力すれば価格の変動によるトランザクションエラーなしで交換することができるが、上場時など価格の変動が激しい場合、意図しない金額で購入する可能性があります。
③path (address[]):BNBのコントラクトアドレス,交換したいコントラクトアドレス
BNB(WBNB)コントラクトアドレス「0xbb4CdB9CBd36B01bD1cBaEBF2De08d9173bc095c」とMetaheroのコントラクトアドレス「0xd40bedb44c081d2935eeba6ef5a3c8a31a1bbe13」こちらを使用したい場合
「0xbb4CdB9CBd36B01bD1cBaEBF2De08d9173bc095c,0xd40bedb44c081d2935eeba6ef5a3c8a31a1bbe13」このようにコンマで区切って入力します。
④to (address):自分のウォレットアドレス
⑤deadline (uint256):処理を行う制限時間
処理が長引いた場合いつまでも処理を行ってしまうため制限時間を設けます。Unixtime相互変換ツールを使用すると便利です。

2022/01/28の12時03に制限時間を設ける場合このように入力すると「1643338980」と表示されるので、この数字をdeadlineに入力します。交換を行う3~5分後を入力しておけば大丈夫です。

設定が完了したら「Write」を選択し、ウォレットの承認確認を押せば実行され、ウォレットに交換されたトークンが振り込まれます。
以上が直コンのやり方となります。
BNB以外の通貨同士と交換する場合は「14」を使用し、同じように設定するのですが、その場合は支払う金額の計算が違います。BUSDを使用して支払う場合は、1BUSD「1000000000000000000」(0が18個)となるため、amountInに「1000000000000000000」と記入します。10BUSD支払う場合は0を一つ増やして(0が19個)入力しましょう。
BNBを使用すれば単純ですが、それ以外の通貨を使用すると複雑になります。
いきなりフェアローンチで直コンを試すのではなく、一度試しに適当な通貨で交換を行ってみて理解を深めてから本番で使用することをおすすめします。
今回はPCを使っての説明でしたが、スマホでもウォレットと接続できれば同じように直コン使えると思います。
まとめ
どうしても欲しい通貨があるのなら直コンをお勧めしますが、リスクを伴うため使用する方は自己責任でお願いします。いきなり本番では使用せず、テストを行ってから本番に挑みましょう。
焦って設定を間違えてしまうと取り返しのつかない可能性があります。
慣れてしまえばそう難しい操作ではありません。それでは上場戦、頑張ってください!
コメント
コメント一覧 (4件)
こんばんは、直コンのやり方拝見させていただきました。とても分かりやすかったです。一つ質問なのですが、直コンを行いたい日付、時間の指定は可能なのでしょうか?
何かの実行プログラム使えば行けると思いますが、その辺り知識がないので手動だと無理だと思います。
貴重な情報ありがとうございました。
本ページに提供いただいた情報を基に直コンを実践してみたのですがガス代が異常に高くなります。
同じ量の取引をpancakeswapのUI上で実施すると0.0012BNB程度だったのが直コンで実施しようとすると0.38BNB程度まで跳ね上がります。
直コンではガス代が高くなるものなんでしょうか?
参考になりました。ありがとうございます
逆に購入したトークンをBNBにする場合はどうすればよいでしょうか?