ニーモニックフレーズから簡単にウォレットの「秘密鍵」を確認する方法

既存のメタマスクに他ウォレット(Trust WaletやSafepal Walletなど)をインポートする場合、ニーモニックフレーズではなく「秘密鍵」が必要となります。新規メタマスクにインポートする場合はニーモニックだけで大丈夫です。

しかし、ニーモニックフレーズは分かるけど秘密鍵の確認方法が分からずインポートを実行できないなんてことがあります。

ニーモニックフレーズが分かっていれば、秘密鍵を確認することができるため、その方法を解説していきます。

目次

ニーモニックフレーズと秘密鍵の違い

ウォレットを始めて作成した時に確認できる「ニーモニックフレーズ」や「秘密鍵」は絶対に他人に漏らしてはいけないものです。他人に知られた時点でウォレットの中身はすべて抜き取られてしまう可能性があります。

◎ニーモニックフレーズ:複数の英単語(12個や24個で生成されたもの)
例)apple rise road million mouse world show ground fact phone jack hold

◎秘密鍵:ランダムな文字列で作成されたもの
例)5shj2srtjsrtj46s4hxfghxgfh24s454zserh4zdf4h6

ウォレットの中に自分が購入した仮想通貨が入っているわけではなく、ウォレットアプリを介してブロックチェーン上にある自分の資産にアクセスしているイメージです。

ウォレットアプリを変更したい場合はニーモニックフレーズを使用する(インポート)と、別アプリにそのまま移行することが可能です。移行したあとのウォレット、移行前のウォレットはそのまま同時に使用することができます。

基本的にはニーモニックフレーズだけでウォレットを移行できますが、メタマスクのような場合は「秘密鍵」を求められるパターンも存在します。

Safepal Walletでは秘密鍵を確認できない

Safepal作成時、確認できるのは「ニーモニックフレーズ」のみとなっており「秘密鍵」を確認することができません。

作成時にパスフレーズを設定してしまうとパスフレーズ付きのニーモニックフレーズとなってしまうため、SafepalからSafepalへインポートであれば問題ないですが、普通にニーモニックフレーズを使用して他のウォレットへインポートしても全く別のアカウントを作成してしまう場合があります。

その場合は「秘密鍵」を別の方法で確認する必要があります。

ウォレットの秘密鍵の確認方法

この方法はPCでの利用方法です。

ニーモニックフレーズから秘密鍵を確認するには下記のツールを使用します。ツールを使用するのが怖い場合は、ツールをダウンロードした後、ブラウザをシークレットモードで開いた状態でネットの接続を切って使用しましょう。

オフラインでも使用できます。

秘密鍵確認ツール

「bip39-standalone.html」をダウンロードします。バージョンが更新された場合は最新バージョンをダウンロードしてください。

BIP39 Mnemonic:ニーモニックフレーズ(英単語12個~24個)を入力します。

BIP39 Passphrase:Safepalなどでパスフレーズを設定している場合は入力してください(上手く行かない場合は無記入で進んでください)

Coion:「ETH」へ変更

下にスクロールし「Derived Addresses」にある一番上にウォレットアドレスと秘密鍵が表示されます。これで完了です。

上手く表示されない場合はニーモニックフレーズに誤字があるか確認することBIP39 Passphraseを無記入にしてみてください。

秘密鍵確認ツールの信頼性

FIOプロトコルというプロジェクトがツールの紹介を行っています。

FIOはブロックチェーン技術をシンプル化し、誰もが簡単に利用できることを目的としたプロジェクトです。ウォレットアドレスというものは「0x5f5sdg22~」といった複雑な文字列で形成されており、非常に扱いにくいものとなっております。

これを任意の文字列に置き換えることで「ユーザー名」@「ドメイン」のようなメールアドレス形式で送金を行えることができるようになります。

FIOはBINANCEですでに上場しているトークンとなっているため、信頼できるプロジェクトです。

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既存のメタマスクに秘密鍵をインポートしてみる

新規メタマスクから秘密鍵を使用することができないので、まずはメタマスクのアカウントを作成してから秘密鍵を使用してインポートします。

すでにある既存のメタマスクアカウントへ秘密鍵を使って、アカウントを追加しインポートするという流れになります。

PC版のメタマスクのインポート方法

PCでメタマスクのウォレット追加手順です。

右上のアイコンから「アカウントのインポート」を選択し、秘密鍵を入力することでインポート完了です。

スマホアプリのメタマスクのインポート方法

スマホアプリでメタマスクのウォレット追加手順です。

左上のメニューより「Account」から「アカウントのインポート」を選択します。

その後秘密鍵を入力するとインポート完了です。

新規メタマスクの場合はニーモニックフレーズでOK

新規でメタマスクをダウンロードして開設し、インポートする場合はニーモニックフレーズのみでOKです。

アカウント作成時に「新しいウォレット」を作成してしまうと全く別のウォレットが作成されてしまうので、新規のメタマスクにインポートを行う場合は「シークレットリカバリーフレーズを使用してインポートする」を選択しましょう。

ニーモニックフレーズを入力し、次に進むとインポートされます。「インポート前のウォレット」と「インポート後のウォレット」のETHアドレスが一致していれば成功です。

異なるアドレスであった場合フレーズの単語に間違いがないか確認しましょう。メタマスクを削除し、再度インストールすれば最初から行うことができます。

Safepalウォレットのようにパスフレーズ付きのニーモニックフレーズである場合、普通にインポートしても異なるアドレスで作成されてしまう場合があるようです。

その場合は上記で説明した方法で秘密鍵を確認し、秘密鍵を使用してインポートすることで問題なく移行することができます。

まとめ

Safepalウォレットなどからウォレットを作成するとニーモニックフレーズは確認することができますが、秘密鍵を確認することができません。

今回はニーモニックフレーズを使用してウォレットの秘密鍵を確認する手順の紹介でした。ツールの使用で漏洩リスクが気になる場合はブラウザをシークレットモードにし、ネットとの接続を切った状態で使用してみてください。

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この記事を書いた人

Ryohuのアバター Ryohu 仮想Coins管理人

2017年から仮想通貨投資を始めました。
仮想通貨全般の個人的に気になるニュースをピックアップして、初心者でも分かりやすいようなブログを目指しています。

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