Polygonネットワークを使用するには、MATICというトークンが手数料として必要となります。Polygonを始めて使用しようとすると、このMATICを手に入れる方法が分からず行き詰る人が多いです。
ゼロからMATICを手に入れる方法を紹介していきます。
Polygon(Matic)とは

もともとPolygonは「Matic」という名前のプロジェクトでしたが、現在ではPolygon(ポリゴン)という名前に変更となりました。Polygonネットワークを使用するDEX(分散型取引所)を使用することでMaticという通貨をガス代として使用することになります。
Polygonとは、イーサリアムのスケーラビティ問題(トランザクションの遅延)を解決するためのネットワークです。今現在のイーサリアムでは、ガス代の高騰や送金処理の遅さが目立ってきています。
そこでPolygonは、イーサリアム上の処理を手伝うために開発されたプロジェクトとなります。Polygonとイーサリアムは互換性を持ち合わせており、イーサリアムネットワーク上で開発したサービスをPolygon上でもそのまま使いまわすことが可能となります。
Polygonネットワークを使用することで速い処理速度、圧倒的に安いガス代に抑えられることが特徴です。
MATICを手に入れる方法
MATICを手に入れる方法
・JPYCを購入する。
・ブリッジを使用する。
・BINANCE取引所を利用する。
JPYCを買ってMATICを手に入れる

JPYCをPolygon経由で購入することで「JPYC」+「ガス代分のMATIC」を手に入れることができます。※一般的にMATICの普及が広まるまで当分の間、配布を行うみたいです。(2021年7月現在)
JPYCとは、JPYC1枚 = 1円で発行するブロックチェーン技術(ERC20)を活用した「日本円のデジタル通貨」です。前払式支払手段にあたるため、法的には暗号資産(仮想通貨)という位置付けではありませんが、2次流通市場(ユニスワップなど)を利用することで他の仮想通貨と交換することができます。
JPYCは、日本円のステーブルコイン(日本円と同等の価格を維持)となりますが、日本円への払い戻しは行っておりません。JPYCを日本円に交換したい場合は、他の仮想通貨(ETHなど)に交換を行い、取引所などで交換してください。
JPYCは、公式サイトより誰でも日本円からJPYCの購入が可能です。本人確認もありません。

JPYCを10,000枚購入したらMATICを0.01枚手に入れることができました。Polygonのガス代は物凄く安いため、この枚数でも交換を行うことができます。
JPYC(Polygon)とガス代分のMaticを手に入れたのを確認したら、Sushi SwapなどでMaticを追加で購入しましょう。Maticがなくなってしまうと取引ができなくなります。

ブリッジを使用してMATICを手に入れる

Polygonが提供しているブリッジ機能を使用することで通貨を「ETH(ERC20)⇒ WETH(Polygon)」このようにPolygonへ変換することができます。
ウォレットをPolygonに接続すると少額のMaticトークンを手に入れることができるため、ガス代分を確保することができます。※受け取れるのは初めてPolygonに接続した時だけです。もしも受け取れない場合はスマホアプリのメタマスクで一度接続してみてください。
Safepalではブリッジ機能を使用することができなかったため、メタマスクを使用して説明していきます。

まずはメタマスクへPolygon(MATIC)ネットワークを追加しなくてはなりません。メタマスクへログインし、右上のネットワーク切り替えから「カスタムRPC」を選択してください。

上記画像のように必要な情報を下記からコピーして貼り付けていってください。※ネットワーク設定が変わりました。上の画像は古い設定なので、下記の正しい設定に置き換えてください。
ネットワーク名 | Matic Mainnet |
新しいRPC URL | https://polygon-rpc.com/ |
チェーンID | 137 |
シンボル | MATIC |
ブロックエクスプローラーURL | https://polygonscan.com/ |

Polygon(MATIC)ネットワークが追加されました。この状態でブリッジサイトへ接続します。

Polygonサイトでメタマスクと接続します。

「Move funds from Ethereum to Polygon」を選択します。

イーサリアムネットワークに保有しているトークンをPolygonネットワークへ移動させます。ブリッジを行う前にメタマスクのネットワークを必ず「イーサリアムメインネット」へ切り替えてください。
今回はイーサリアムネットワークで保有しているETHをPolygonネットワークへ移動させます。

「Continue」を押して次へ次へと進むと処理が実行されます。処理が終わるまで5~10分程度がかかるかもしれません。ETHをPolygonへ送ると「WETH」という表記に変わります。

SafepalではWETHが自動で反映されましたが、メタマスクでは「トークン追加」を行わなくてはなりません。「0x7ceb23fd6bc0add59e62ac25578270cff1b9f619」こちらのアドレスを追加するとメタマスクでWETHが反映されます。
PolygonへETHを移動させたら、まずはMATICトークンを購入しましょう。MATICがないとガス代を払えなくり、取引をすることができなくなるため、必ず少額でも良いので購入しておきましょう。
MATICはQuick SwapやSushi Swapなどで購入することができます。
BINANCEを利用してMATICを手に入れる

BINANCEは仮想通貨取引所で最も大きい取引所です。Maticを直接購入することができます。
Polygonネットワークにも対応しているため、Polygonのまま外部ウォレットへ送金することができます。


送金先のPolygonアドレスを入力し、ネットワークをMatic(Polygon)を選択することで送金できます。
SafepalウォレットでPolygon接続方法
SafepalウォレットがアップデートでPolygonネットワークへ対応したため、アプリ内を経由すればワンタッチで接続することができるようになりました。
SafepalウォレットからSushi Swapを利用して「WETH」から「MATIC」を購入する手順を紹介します。Polygonに対応している通貨とガス代分のMATICを保有してない人は、上で説明しているのでまずはそちらの方法で手に入れてください。

アプリ選択画面で「Polygon」から「SushiSwap」を選択します。

交換したい通貨を選択します。WETHを選択すると「Approve WETH」というボタンが表示されます。これはWETHを交換するための許可を申請する作業となります。
申請を行うとガス代としてMATICが0.03円程度発生します。



「Approve」が終わったらSWAP(交換)することができます。上の手順のようにMATICを購入しましょう。Polygonのガス代として発生するMATICは物凄く安いため、数十円程度あれば当分尽きることはありません。
MATICを手に入れたらいPolygonの様々な通貨を購入してみましょう。
まとめ
SushiSwapやQuickSwapなどのPolygonネットワークにある取引所を使用する場合、Maticトークンを持っていないとガス代を払うことができず、取引をすることができません。
◎ゼロからMATICトークンを手に入れる方法
・JPYCを購入することで自動的にガス代分のMATICが手に入る
・ブリッジ機能を使用するとガス代分のMATICが手に入る
・BINANCEでMATICを買ってPolygon経由でウォレットに送金する
BINANCEでも送金方法でPolygon対応したため、BINANCEで買ってウォレットに送るという方法が一番簡単かもしれません。
JPYCを購入すれば少額のMATICトークンを受け取ることができるため簡単です。しかし、JPYCがMATICを配布することは永久的にではないみたいなので、突然貰えなくなる可能性はあります。
MATICを手に入れる方法は一つではないため、自分がやりやすい方法で入手してください。
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