SafepalHardwareWalletに「Polygon(Matic)」と「THETA」のネットワークに対応するアップデートが行われました。アプリの場合はそのままアップデートを行えば使用することができますが、ハードウェアウォレットの場合はアップデート自主的に手順が必要となります。
ハードウェアウォレット使用者で「Polygon(Matic)」や「THETA」に関連するネットワーク通貨を利用したい場合は必ずアップデートを行っておきましょう。
Safepaハードウェアウォレットのアップーデート手順を解説していきます。
Safepalウォレットアプリとは?

Safepalハードウェアウォレットとは?

Polygon(Matic)とは

もともとPolygonは「Matic」という名前のプロジェクトでしたが、現在ではPolygon(ポリゴン)という名前に変更となりました。Polygonネットワークを使用するDEX(分散型取引所)を使用することでMaticという通貨をガス代として使用することになります。
Polygonとは、イーサリアムのスケーラビティ問題(トランザクションの遅延)を解決するためのネットワークです。今現在のイーサリアムでは、ガス代の高騰や送金処理の遅さが目立ってきています。
そこでPolygonは、イーサリアム上の処理を手伝うために開発されたプロジェクトとなります。Polygonとイーサリアムは互換性を持ち合わせており、イーサリアムネットワーク上で開発したサービスをPolygon上でもそのまま使いまわすことが可能となります。
Polygonネットワークを使用することで速い処理速度、圧倒的に安いガス代に抑えられることが特徴です。
Safepalハードウェアウォレットアップデート手順

PolygonをSafepalハードウェアウォレットで扱う場合、最新バージョンへアップデートしなくてはなりません。アップデート手順を紹介していきます。
Safepalハードウェアウォレットの「設定」⇒「about(約)」に表示されているSN番号「S1~」を確認します。

PCでSafepal公式を開き、先ほどのハードウェアウォレットに表示されていたSN番号を入力します。

ファイルをダウンロードしてください。

ファイルがダウンロードされました。後ほど使用します。

PCとハードウェアウォレットをUSBで接続し、設定にある「アップグレード」を選択します。

上記画像の通り進めてもらって「アップグレード」の選択項目が表示されている画面で一旦保留します。そのままの画面でPCでダウンロードしたファイルを操作します。

PCとハードウェアウォレットを接続するとハードウェアウォレットのファイルを開くことができます。

先ほどダウンロードしたファイルをハードウェアウォレットのフォルダへそのまま移動させます。

ファイルを移動させたら、ハードウェアウォレットの「アップグレード」を選択します(トラブルが起きても良いようにニーモニックフレーズの保管が紛失していないか確認しておいてください。)
PINコードを入力するとアップグレードが開始されます。

アップデートが完了しました。

SafepalアプリにMATIC(Polygon)を追加します。
「トークン追加」⇒ 検索バーへ「MATIC」と入力 ⇒「MATIC(Polygon)」を追加 ⇒ ハードウェアウォレットでQRコードを読み込む

MATIC(Polygon)がSafepalアプリ・ハードウェアウォレット両方に追加されました。
設定は以上となります。THETA追加方法も上記説明した通りとなります。
Safepalウォレット内でそのままPolygonへ接続できる

アップデートによりSafepalアプリ内でPolygonへ直接接続することができるようになりました。QuickSwapはSafepalの不具合なのか分かりませんが接続することができませんでした。(2021/7現在)今後改善されるかもしれません。
SushiSwapは問題なく接続し、取引をすることができました。
Polygonネットワークを使用する場合「MATIC」というトークンをガス代として支払うため、MATICを持っていないと取引を行うことができません。
MATICを手に入れる方法は下記を参考にして下さい。
まとめ
Safepalハードウェアウォレット使用者で「Polygon(Matic)」や「THETA」に関連するネットワーク取引を利用したい場合、必ずアップデートを行っておきましょう。
特にPolygonはガス代が1円以下になるためおすすめです。
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